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株式会社 カリス成城
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東京都世田谷区成城
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2002年9月号

まだまだ残暑の厳しい毎日ですが、それでも時折吹き抜けて行く風に秋の香りを感じます。
「読書の秋」「芸術の秋」「味覚の秋」「食欲の秋」「秋の夜長」「中秋の名月」「天高く馬肥ゆる秋」・・・「女心と秋の空」(笑)などなど、「秋」のつく言葉はいっぱいあるけれど、あなたはどんな秋を楽しみますか?


 

「重陽(ちょうよう)の節句

陰暦の9月9日を「重陽の節句」または「菊の節句」といいます。前日の夜、菊の花に綿をかぶせて、花の香りと花に降りた露をその綿に移し、その綿で顔や身体をふくと肌が美しくなり若返るとされました。又、この綿を衣服の綿に混ぜて仕立てて長寿を願ったりもしました。この綿は「菊の着綿」と呼ばれ、
平安時代から続く、中国から渡ってきた風習です。
菊は中国が原産で、日本には奈良〜平安時代の初めに伝えられたとされています。菊はその芳香と気品により邪気を払い寿命を延ばすという中国の故事にのっとって、当時は不老長寿の薬として扱われていました。平安時代の宮中では重陽の宴(菊花の宴)を催し、帝が家臣に菊の花をひたしたお酒「菊酒」を振る舞い、この節句を祝いました。

(参考文献・「香りの本」講談社)

「重陽の菊のポプリ」
重陽の節句にちなんだポプリを紹介します。

<材料>
カモマイルローマン 5g
ペパーミント 5g
マリーゴールド 2g
サンダルウッド 2g
シナモンスティック 1本
クローブ 小さじ1

調合オイル・アンバーグリス 2滴
調合オイル・アーモンド 1滴

<作り方>
・マリーゴールドはガクからはずして、ほぐす。
 シナモンステッックは細かく砕く。
 クローブは乳鉢などを使い、あらく砕く。

・ハーブ類を混ぜ合わせる。

・調合オイルを加える。

・密閉して1週間冷暗所で熟成させる。
 時々混ぜ合わせること。
 香りの調節は熟成後に。



「マリーゴールド」
キク科 Calendula officinalis
別名ポットマリーゴールド、カレンデュラ、キンセンカ、トウキンセンカ

美しい黄金色の花はドライハーブにしても美しく、ポプリやハーブクラフトにもよく利用されます。12世紀に書かれた薬草書には「花を見るだけで視力がよくなり、気分が明るくなる」と書かれています。今のカラーセラピーのようですね。この色の素となる成分はカロチノイドで、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の修復保護作用があります。この花びらをオイルに漬け込んで作る浸出油は、しもやけ・痔・静脈瘤などの毛細血管が損傷した状態に効果があります。また皮膚の炎症・傷・乾燥・乾いた湿疹・授乳中の乳首の痛み・日焼けなど、多くの皮膚のトラブルに使用できます。このような浸出油や軟膏・クリームなどを作っておけば、家庭外用薬として役立ちます。

<浸出油の作り方>
広口のビンにぎっしりとマリーゴールドの花びらを詰め、それが完全に浸る量の植物油をそそぎます。
(市販のものでは、オリーブ油・サンフラワー油・大豆油に浸したものが出回っていますが、スィートアーモンド油など、お好みで。)
フタをして、日の当たる場所で2〜3週間置き、成分を植物油に浸出させます。
清潔なガーゼで濾します。その際、よく絞り出すこと。
そのオイルと新しいマリーゴールドの花びらを使い、同じように浸します。
今度は1〜2週間置いてから、濾して出来上がり。


(参考文献・「メディカルハーブ」日本ヴォーグ社、「メディカルハーブレッスン」主婦の友社)


「ジャーマン カモマイル」
キク科 Matricaria chamomilla

カモマイルは昔から民間薬として親しまれてきたハーブで、ローマンとジャーマンの2種類があります。2つの作用はほぼ同じですが、ジャーマンカモマイルはアズレンという成分を多く含む為、インクのような青色をした精油で、抗炎症作用がより高くなっています。鎮痛・消炎・鎮痙など症状を鎮静する作用がありますので、頭痛・腹痛・打撲・関節炎・生理痛などの痛みや、にきび・肌荒れ・湿疹・おでき・敏感肌にも用いられます。特に乾燥する肌に効果がありますので、アトピーなどで肌がガサガサして痒みがある時などに向きます。

注意・妊娠初期には用いないこと。子供やお年寄りにはローマンカモマイルの方が、作用も穏やかなのでおすすめします。

(参考文献・「エッセンシャルオイル図鑑」東京アロマセラピーカレッジ、「アロマテラピーのための84の精油」フレグランスジャーナル社)



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