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2002年8月号

本格的な「夏」に突入しました。皆様、夏バテは大丈夫ですか?
日本の昔の映画を見ていると、浴衣にうちわ、蚊帳(かや)に蚊取線香というシーンが登場します。今のその蚊帳が再び売り上げを伸ばしているとか。若い世代は新鮮に感じ、 年輩の方には懐かしさもあるのでしょう。それとも、あの囲われる感じが安眠を誘うのか・・・。いずれにしても、あの情緒たっぷりの「日本の夏」の風景が残ってゆくのは嬉しいことです。今は治安のこともあり窓を閉めて寝ることが多いので、蚊の心配も少なくなっています。ですから蚊取線香のかわりに「お香」くゆらせて、風情ある夏を楽しんでみてはいかがですか。


 

「情緒たっぷり!お香の話

<気に入った香りの お香を選ぶコツ>
近頃は「お香(インセンス)」もすっかりポピュラーな香りのアイテムになり、仕事場や家庭で楽しむ場面 が増えてきました。しかし「お香」は種類も多く、選ぶ時に迷うコトもあります。
ハーブSHOPではなく「お香」の専門店などに行くと、仏壇用の実用線香・部屋に芳香を漂わせるための芳香用線香・花の香りを取り入れた香水香など、様々なものが販売されています。種類も多く、値段もピンからキリまであります。

香りを楽しむお香は、値段が高価なほど良いというものではありません。自分に合ったものを選びたいですね。
そこで線香を例に、選び方のコツをご紹介しますので、香り選びの参考にして頂ければと思います。

線香に点火して、鼻から20〜30cm程離した所で2〜3回通 過させて試し聞きします。(香道では香りを嗅ぐことを「聞く」と言います)
線香は燃える熱で火元より3ミリ下の部分が温められて、よい香りを放つ仕組みになっています。
火のついた線香にイキナリ鼻を近づけて、煙とともに芳香を吸い込んでしまっては、台無しになりますので気を付けましょう。

又、形もいろいろあります。
よく見かけるのは棒状の「線香」 。
灰がちらばらないように円錐形に型取られた「コーン」タイプ。
長時間香る「うず巻き」タイプ。
用途や好みに合わせて選んで下さい。

参考文献・「香りの本」講談社



「キャラウェイ」
セリ科 原産国/西アジア

若葉を間引いた葉は、刻んでスープやサラダに使い、シード(種子)は乾燥させて料理に使います。ドイツでは特に好まれているようで、ライ麦パンにも使われるハーブですし、チーズにも使われます。かんだ時の食感も楽しみの一つですが、リモネンを多く含んでいるので、胃健作用があり消化を助けるハーブとして昔から役立っていたのです。イタリアでは赤いお酒「カンパリ」に入っていますし、食後にはキャラウェイを焼きこんだケーキを食べる習慣があったそうです。最も手軽で私達にもなじみがある利用法が、キャラウェイを使ったキャベツの「ザワークラフト」簡単に言えば、キャベツの酢浸けです。

<即席ザワークラフト>
ドイツではキャラウェイシードの他にローリエや赤唐辛子などを加え、3ヶ月ほど漬け込んで発酵させることによって、あの酸味を出すのですが、今回は簡単に出来る即席レシピをご紹介します。


材料
キャベツ 1/2個

白ワインビネガー(なければ、お酢)   大さじ 3 
キャラウエイシード(パウダーを足すと風味倍増)  お好みで調節
塩  小さじ 1
砂糖 小さじ1/2

ご自分の好みで、タマネギやパセリなどを加えたり、ローリエ・コショウ・赤唐辛子・ナツメグなどのスパイスを加えたりして、オリジナル・レシピを作って見て下さい。

作り方
酢・砂糖・塩を混ぜ合わせて、千切りにしたキャベツまんべんなくまぶします。
耐熱容器に入れ、ラップをかけて、キャベツがしんなりする程度に電子レンジにかけます。
ハムやソーセージに添えていただきます。粒マスタードもお忘れなく!



「ベルガモット」
Citrus aurantium ミカン科 果皮から圧搾法で抽出

紅茶のアールグレイティーの香りで有名なベルガモットは、イタリアを中心に栽培される柑橘類です。甘くもなく苦味もない柑橘らしい爽やかさにフローラルな香りが加わったような、誰にでも好まれる香りです。
イライラした時や不安感・緊張感がある時など、心を落ちつかせながらリフレッシュしてくれます。気分を明るくしたい時に、芳香器で香らせたり、ルームスプレーに加えるといいでが、柑橘系のエッセンシャルオイルは熱に弱いので、熱を加えない芳香器やルームスプレーの方が、より新鮮な香りを楽しめます。
また、この季節に起こりがちな食欲不振や消化不良など、胃腸の調子が悪い時など、消化器系の働きを助ける作用がありますので、お風呂に加えたり、ベースオイルに加えてお腹をマッサージ。
殺菌・消毒作用があり、デオドラントしたい時に役立ちます。ワキや足の臭いが気になる方は、洗面 器に数滴落とし足浴。手作りローションがあれば、外出時にはワキや足を拭き取ったり、ニキビや脂性肌の化粧水として使えます。

ただし、ベルガモットは肌表面に残っていると日光と反応してトラブルを起こすベルガプテンという成分があります。
肌に使用するのは、もう日にあたらない夜間や、日中でも服で隠れる部分だけに使用しましょう。