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ひと雨ごとに寒さが増し、空気の乾燥も気になる季節になりました。こうなってくると風邪が心配です。
寒い秋冬になると風邪が流行するため、「寒いから風邪をひく」と勘違いされる方もいますが、風邪はウイルスに感染し、それが発病した後(発病しない方が多いです)、はじめて症状が出てきます。
もちろん寒さも体の機能を衰えさせて、風邪をひきやすい条件をつくりだしてはいますが、厚着や部屋を暖めすぎてはよけいに体の機能を低下させてしまいます。
それよりも加湿器などで室内の湿度を高めることが大切です。乾燥した空気はウイルスが浮遊しやすい環境。湿度が高ければ、その水分が空気中の菌や埃にくっついて床に落ちていきます。雨あがりの空気が清らかに感じられることと同じです。
風邪の予防には、まずウイルスの少ない環境に身を置くことです。会社や学校でもデスクにお湯を入れたカップや、ぬ
らしたタオルなどを置くといいでしょう。その際にエッセンシャルオイルを数滴使えば、より空気浄化が高まります。
咳やくしゃみが出はじめただけで「風邪をひいた」と薬を服用してしまう人がいますが、ちょっと待って下さい!人の生理機能としては、外から鼻や喉の粘膜に異物(ウイルス)が侵入して来ると、それを排出しようとした時に咳やくしゃみが出ます。これが俗に言う「風邪のひきはじめ」。これは体が「風邪をひくぞ、気をつけろ!」と警告しているのです。
風邪薬の中には、咳やくしゃみを抑える成分が入っているものがあります。これは風邪を完全にひいてしまった時、咳やくしゃみによる体力の消耗を抑え、回復をサポートしてくれるものです。ですからこれを「ひきはじめ」に服用してしまうと、本来もっている自己防衛機能をかえって抑えることになってしまいます。
風邪を早く治したり、重くしない為には、この「ひきはじめ」の対処が肝心です。ハーブやアロマテラピーには、免疫力を高める作用やビタミンをはじめ様々な栄養補給にもなります。
また風邪をひいてしまった場合でも、通常の風邪薬ならば併用することに問題はありませんので、体の回復に是非お役立て下さい。
さて、風邪と言っても様々な症状があります。 風邪によいと言われているハーブやエッセンシャルオイルは多くありますので、その中からお好きな味や香りで選んで頂いてもよいのですが、特に「こんな症状におすすめ」と言う分類に分けてみましたので、ご参考になさって下さい。
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症 状
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ハーブ
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エッセンシャルオイル
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解 説
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風邪全般
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エキナセア・キャッツクロー・ガーリック・エルダーフラワー・ローズヒップ・ハイビスカスを飲用。 |
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「風邪をひいたかな?」と思ったら、まずこれらのハーブですぐに対処して下さい。気がつけば、風邪はどこかに行ってしまっているかも・・・。
エキナセア・キャッツクロー・ガーリックは、免疫機能を高める作用があります。ガーリックは食品で取ってもいいですし、臭いの気になる方はパウダーをカプセルにつめて。
エルダーフラワーは、風邪の時に用いる伝統的なハーブです。(下記に詳しい解説あり)
ローズヒップやハイビスカスは、ビタミンCが豊富で、粘膜を保護・修復してくれます。
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ラベンダー・ティートゥリー・ベルガモットを室内に香らせる。 |
いずれも抗菌作用があります。ラベンダーは体を休ませる助けに。
ティートゥリーはコップに1滴入れて、うがい液にも。 |
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喉の痛み・咳
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セージ・タイム・リコリス・マシュマロー・コンフリー・マレイン・ヒソップをティーで飲用。 |
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セージは、喉の腫れを鎮めます。
タイムは殺菌作用の強いハーブで、精油成分も多いのでティーの蒸気を吸い込みながら飲むと効果
的。うがい液に用いても。
マシュマローのトロリとした性質が、喉の粘膜を保護し痛みをやわらげ、痰の排出を助けます。
喉の奥が乾いているように感じられる時に潤滑作用もあります。
その他のハーブも同じく、抗炎・去痰作用があります。 |
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ユーカリ・サンダルウッド・タイム・フランキンセンス・ティートゥリー・パイン・シナモン・ニアウリ・ベンゾイン・ミルラ・ラベンダースパイク・ラバンサラ・ローズマリー(シネオール) |
これらのオイルを室内に香らせたり、蒸気吸入に用いて下さい。但し、激しい咳の時はかえってむせる事があるので、蒸気吸入は行わないように。
ベースオイルに混ぜて、ユーカリを胸に塗ったり、サンダルウッドやタイムは首筋に塗るとよい。
ユーカリ・ニアウリ・ラベンダースパイク・ラバンサラ・ローズマリーのように、成分中に1.8シネーオールを多く含むものは、呼吸器系の症状を全般
的に改善します。
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鼻水・鼻づまり
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ユーカリ・ペパーミントを煮出し、蒸気吸入したり、枕元に置く。 |
ユーカリ・ペパーミント |
エッセンシャルオイルは、蒸気吸入で用いたり、枕元やマスクに1滴つけて。 |
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悪寒・熱
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カモマイルジャーマン・リンデン・ジンジャー・アンゼリカ・シナモン・ヤロー・ヒソップを飲用。 |
ローズマリー・ジュニパーをお風呂や足浴に使用。
ユーカリ・ペパーミント・レモンを上記の使用法の他、室内に香らせる。
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熱が出る時、外気が冷たく感じて悪寒がします。風邪のウイルスは熱に弱いので、防衛機能として熱を出します。ですから熱の出はじめは、発熱・発汗を促す作用のあるものを用います。
まだ体力がある熱の出はじめならばお風呂に入ってもよいです。但し、38度以下の熱。
頭を冷やすと気分が軽くなりますが、熱を下げたい時は、ワキの下を冷やす。
ある程度熱が続いた後は、ユーカリ・ペパーミントのように発汗を促すながら冷やすという作用を合わせ持ったものがよいです。
レモンは、解熱作用もあります。 |
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関節痛
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ペパーミント・ユーカリ・ティートゥリー・ラベンダー |
ベースオイルに混ぜて塗る。
風邪の時はマッサージはやめて下さい。ウイルスと戦うリンパの機能の妨げになります。
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エルダーフラワー(西洋ニワトコ)について
エルダーフラワーはヨーロッパで古くからあらゆる病気と予防に使われてきたハーブです。抗炎・去痰・抗アレルギー・利尿・発汗・保湿作用がありますので、インフルエンザ・風邪・咽頭炎・花粉症・冷え性に用いられることが多く、「インフルエンザの特効薬」「カタルの消化器」「万能の薬箱」など、多くの呼び名を持っています。
お風呂やスキンケアなどで外用すれば、シミ・そばかす・シワ・肌荒れ・吹き出物を改善すると言われ美容面
でも期待のもてるハーブです。
マスカットに似た風味を持つので大変飲みやすく、 ティーの他・シロップ・お酒・お菓子・飴にしても美味しく頂けます。中でも生の花を糖分で煮詰め漬け込んで作るシロップ液「コーディアル」は、英国の伝統的な家庭薬として愛飲されて来ました。
「コーディアル」を簡単に作るレシピを記しておきます。細かい黄色の花が咲く晩春〜初夏にかけて作り置くものですが、生花が入手できた際には是非お作りなって下さい。<参考文献 誠文堂「ハーブ&スパイス」サラ・ガーランド著>
エルダーフラワー(1リットル)を、花が浸るくらいの水を入れ30分間煮詰めます。
それを布か濾紙でこし、水分650mlに対し350gの砂糖を加えて、さらに15分間煮ます。
出来上がりをビンに詰め、冷却する。
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